織田 信長

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村昌・・・「さすが前田利家じゃな中々やりおる。だかまだまだワシには及ばぬわ~。」 村昌は今まで手を抜いていたのだ。攻撃はせず利家の槍を、弾き返していただけだった。 村昌・・・「ソロソロ決めに行くか~。これが真田の力じゃ。」 利家・・・「グフッ、グフッ!」 利家の腹に、村昌の槍が入った。 (槍といっても本物じゃありません。稽古用の槍で、木刀の先に布を巻き付けた棒です) 信長・・・「そこまで!」 利家・・・「このワシが負けるとは(苦)」 村昌・・・「利家殿有難うございました。」 信長・・・「犬を打ち負かすとは、あっぱれじゃそちを召し抱えてやるわ。」 村昌・・・「はっ。ありがたき幸せ。なれど共に旅をしている、仲間を城下にて待たせているので仕官は出来ません。」 信長・・・「仲間とは?」 村昌・・・「兄上と弟。そして忍びの者も二人。」 信長・・・「そちの兄弟か。うむ一度会いたい。そちと同じ血をひく者なれば、さほど優秀であろうな。しかも忍びじゃと?ますます気になる。明日、仲間を連れ今一度来い。」 犬、こやつらを今日面倒見てやれ。」 利家・・・「はっ。わかり申した。ではいきましょうか?村昌殿。」
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