初 陣

9/22
前へ
/915ページ
次へ
※正幸の屋敷 正幸・・・「今帰った。喜助。皆を集めよ。」 喜助・・・「はっ。」 皆が集まり評定が開かれた。 昌秀・・・「兄上。どうなりましたか?歴史通り奇襲ですか?」 正幸・・・「奇襲じゃ。じゃが奇襲隊は我が手勢のみ。 まあ、藤吉郎殿にも協力して貰っておるがな」 一同・・・ゲエーーー!驚。 昌秀・・・「いくら歴史の流れを知っていると言っても我が手勢のみとは(汗)」 正幸・・・「ははは。心配するな全て手は打っている。 既に隊を伏せている。目と鼻の先にな。」 正幸は知略を最大に活かし、完全なる伏せ法をあみだしていた。 正幸・・・「この戦。ただ勝つだけじゃいかん。我が隊だけで勝ち、内にも外にも織田に真田ありと、思わせる事が必定。少しは妬みや嫉妬も無くなるからの。 後々のためじゃ。初めが肝心よ。それに我等の初陣じゃ派手に行こうぞ」 昌秀・・・「兄上にはかないません。」 村昌・・・「おお~~!派手にいきましょう」 正幸・・・「では今宵出陣いたす!」 一同・・・「はっ。」
/915ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6599人が本棚に入れています
本棚に追加