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「お前がどうしてもあんな‘バカ高’に行きたいなんて言ったから通わせてやってるんだ。
まちがってもバカどもと仲良くなるんじゃないぞ」
「‥分かりました。
そろそろ学校行きます」
「あぁ、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
私は靴をはき、外へ出た。
玄関にはもう迎えの車が止まっていた。
「お嬢さま、足元に気をつけて下さい」
「ありがとうございます」
私は車に乗った。車が進みだした。
あそこまで言わなくたっていいのに……
車の中で父の言葉が蘇ってきた。
私が通っている学校は私立高校で、
あまり学力の評価はよくない。お金さえ払えば誰でも入る事ができる程だ。
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