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黒猫は尻尾をぴんっと張った。
「一部はそんなこと言ってるみたいだけど…僕は黒猫のクロだ」
「黒猫のクロ?」
まんまじゃん。
「今まんまじゃんとか思っただろ…」「いえ‼そんなことは…」「まぁいい…」
とことこ私の前にやってきた。
「アリスと僕との契約の印は交わされた」「契約⁉」「なんだ?アリスはそんなことも知らないで僕を呼んだのか⁉」
クロ…さんはとことん私に呆れていた。
「アリス、君に魔法をあげるよ。3つだけね」「魔法…?」
クロさんは私の右手を手(足?)で指した。
「これは僕との契約のシルシなんだ。この契約は一部のニンゲンしか知らない。だから乱用はされてない契約なんだよ」「へぇ…」
なんだかとんでもないことが起きそうで…。
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