♠黒猫クロさん♠

10/11
前へ
/76ページ
次へ
黒猫は尻尾をぴんっと張った。 「一部はそんなこと言ってるみたいだけど…僕は黒猫のクロだ」 「黒猫のクロ?」 まんまじゃん。 「今まんまじゃんとか思っただろ…」「いえ‼そんなことは…」「まぁいい…」 とことこ私の前にやってきた。 「アリスと僕との契約の印は交わされた」「契約⁉」「なんだ?アリスはそんなことも知らないで僕を呼んだのか⁉」 クロ…さんはとことん私に呆れていた。 「アリス、君に魔法をあげるよ。3つだけね」「魔法…?」 クロさんは私の右手を手(足?)で指した。 「これは僕との契約のシルシなんだ。この契約は一部のニンゲンしか知らない。だから乱用はされてない契約なんだよ」「へぇ…」 なんだかとんでもないことが起きそうで…。
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加