夏花火

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座りながら打ち上がる花火を眺めている良子 「ド~ン」と花火の音が河川敷に広がる。良子「すごくキレイ…」と満足な笑みを見せる良子。そんな良子の横顔を秀一はずーと見ていた。秀一も花火が好きだった。好きな人と花火を見るのが憧れだった秀一。秀一「本当に可愛いよなっ」とつぶやく。その言葉は良子に届かず花火の音にかき消される。秀一「本当に可愛いよなっ」花火の音で消されるのを分かってて言葉にする秀一。良子「えっ秀一何か言った[?]」 秀一「何でもない」と笑いながら大声で答える。 ずーっとこうやって肩を並べて花火を見ていたい…秀一は思うのであった。
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