序章…10年の友達

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ザザザ~…波の音が響き渡る。7月、もう夏が始まろうとしている。僕の名前は谷口秀一 33歳。今日は週末って事で近くの海辺で昼寝をしにきた。晴の日ののんびりしたい時に、この海辺に良く来る。潮風に吹かれながら昼寝をする秀一。「秀一君こんな所で寝ていると風邪引くよっ!」 僕に声を掛ける彼女は松井良子27歳。10年前からの友達だ。良子「週末になるといつもこの海辺にいるから探すのが楽だね」って笑う。「人が気持ち良く昼寝してたのに…」と寝起きの秀一。
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