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そいつは、先輩の妹にちょっかいを出して、俺を殴ってしまった、知らない奴だ。
臆病者と呼ばれ、顔を真っ赤にさせたが、すぐに、自分を落ち着かせる動作をすると、
隣の奴に…ん?
よく見れば、奴以外に、時代遅れの不良と言うよりも、流行が3つほど過ぎた服装をした奴らもいた。
「なに、カールに喧嘩をふっかけて、こいつ~」
パンチパーマーの既に絶滅危惧種が、カール…
俺を殴った男であり、臆病者に話しかけた。
「スティーブ、そうなんだぜ…俺が可愛い子って、目をつけた子にナンパしたらさ、
いきなり間に割り込まれて、オレを睨みつけるんだよ、
フィアーも何か言ってくれよ」
頭がこんがらがってくるな…
日本人の癖になんだ?スティーブとかカール、フィアー?
「許せないよな…こんな人の恋路を馬鹿にする奴は・・・」
フィアーと呼ばれたゴリラ体型の頭にポマードを気持ち悪いぐらいに塗りつけたオールバックの奴も賛同する。
要するに、先輩の妹にちょっかいをかけた奴
カー…えっと…カ…まあいい、
スナック菓子
パーマーが…スティー…これ
は、パンパーで、
3人目がゴリラか
俺は得意げに頷くと…
「スナック菓子、パンパー、ゴリラ」
それぞれに指をさしながら、名前を言う。
別にたいした理由は無い、ただ馬鹿にしたかった、それだけの事だ。
前の二人は、何の事か意味が解らず首を傾げたが、3人目は、やはりコンプレックスだったらしく…
「この野郎!!ぶっ殺してやる!!」
ゴリラが吼えた…
今の心の闇を、ここで晴らすのも良いかもしれない…
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余談だが、パンパーはパン〇ーズ 、某紙おむつの企業の事だ
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