7.出会いし日常

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「痛ぇ…」 俺は、肩を押さえながら歩いていた。 無茶な闘い方をしたもんだ… 店に被害を与えない為に、頑張ったんだが… 結局、しばらく出入り禁止にされた。 まあ、その腹いせに、ゴリラ、パンパー、スナック菓子をゴミステーションに叩き込んできた。 時計をみると… 「ちっ…これだから、デジタルは…」 紅茶臭くなって、濡れて… 液晶が壊れた時計を見て、俺はため息をついた。 「まあ、あれだけ殴れば、壊れるし… 紅茶も大量にぶっかけられたからな…」 仕方なく、その辺の人に、時間を聞くと… 4時50分…俺は、お礼を言うと、家へ歩き出し… いや、走り出した。 早く紅茶をまみれの体を綺麗にしたかったからだ!! 家に着くと、ガチャ、ガチャ!! 「くそ…まだ鍵がかかっている!!それに鍵も合わねぇ!!」 俺は軽く舌打ちをすると素早く、懐から針金を取り出す… ガチャ…開錠完了… その開錠時間10秒!! おかしい…いつもなら1秒なのに… 焦っているせいか、いつもよりも時間がかかってしまった… 俺は、家に入ると、鍵をかけ、風呂場に走った 服を洗濯機に放り込むと、俺は、シャワーを浴びた 何か忘れている気がするが… 今の俺にそんな事を考える余裕は無かった。
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