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着替えを終え階段を下りるが、玄関には誰もいない
「雅春~居間に来なさい!!」
居間の方から母さんが、俺を呼んでいた…
何で先輩の妹がいるのか教えてくれると思ったから、俺は急いで居間に向かい、ドアを開けると…
俺は宙を舞った!?
そして、地面に叩きつけられ、腕を極められた。
普通こんな状態になればパニックになってもがくだろうが、投げた相手がわかるから、俺は慌てず、投げた奴に聞いた
「何のつもりだよ…親父…」
俺をうつぶせにしながら、背中で腕の関節を押さえている親父に聞く…
「ごめんね…雅春…春夏が雅春に話があるから、拘束しろって…」
「そうよ、雅継さんは、ただ私のお願いを聞いてくれただけ」
俺は顔を上げて、母さんを睨みつける…
「俺が何かしたのか」
俺が思うところ、母さんに逆らっていないはずだが…
「私のメール読んだでしょ?」
母さんが、ドキッとするような笑顔で…
殺意の篭った笑顔で、俺を見る…
「家の鍵を新しく作り、ピッキングをするなって書いていたのに…
なんで家に入れたのかな?」
俺は顔を青くさせる…
しまった!!さっき風呂場で忘れていたのはこれか!?
母さんが、俺の頭に足を置く…
軽く踏みつけると…
「脅かそうと思ったのに~あんたが帰ってきていて、脅かすの失敗したじゃない~」
いえ、お母様、充分驚きましたから!!そう考えていると、
母さんは俺の頭から足を退かした
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