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「ごめんね、驚かせて、これが家族のコミュニケーションだから」
親父が俺の拘束を解き、誰かに…弁解を…
俺は、親父の視線の先を見た。
「いっいえ、何か凄い家だと思って…びっくりしたかな…」
先輩の妹さんか…
俺は立ち上がりながら、親父たちに話しかけた。
「母さんと、親父のせいで、完全に退いているぞ」
親父たちに言いつけたとき、妹さんが、俺に近づき、いきなり頭を下げ…
「ごめんなさい、見るつもりは無かったけど…
その、ごめんなさい!!」
「いや、俺も悪かった、あんな見苦しいものを見て…」
とりあえず、あさっての方向を見ながら、俺も謝ったが、
思わぬ返答が返ってきた
「いえ、とても引き締まって…いえ!?忘れてください!!」
俺はその返事に頭に血がいくのを感じ…
「あっ雅春が赤くなった~」
親父がチャカしてきた!?
「うるせー馬鹿親父!!」
「馬鹿って、あんた自分の父親になに言っているの!?」
母さんが、俺の頭を叩き、俺はあまりの痛さに、頭を押さえ、しゃがみこんだ…
「手加減して殴れ!!いつも手加減せず…力一杯殴りやがって!!」
「手加減したら、痛くないでしょう!これだから…」
その光景を見て、先輩の妹は笑うのを抑えるように口に手を当てていた
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