7.出会いし日常

5/6
前へ
/266ページ
次へ
「ごめんね、驚かせて、これが家族のコミュニケーションだから」 親父が俺の拘束を解き、誰かに…弁解を… 俺は、親父の視線の先を見た。 「いっいえ、何か凄い家だと思って…びっくりしたかな…」 先輩の妹さんか… 俺は立ち上がりながら、親父たちに話しかけた。 「母さんと、親父のせいで、完全に退いているぞ」 親父たちに言いつけたとき、妹さんが、俺に近づき、いきなり頭を下げ… 「ごめんなさい、見るつもりは無かったけど… その、ごめんなさい!!」 「いや、俺も悪かった、あんな見苦しいものを見て…」 とりあえず、あさっての方向を見ながら、俺も謝ったが、 思わぬ返答が返ってきた 「いえ、とても引き締まって…いえ!?忘れてください!!」 俺はその返事に頭に血がいくのを感じ… 「あっ雅春が赤くなった~」 親父がチャカしてきた!? 「うるせー馬鹿親父!!」 「馬鹿って、あんた自分の父親になに言っているの!?」 母さんが、俺の頭を叩き、俺はあまりの痛さに、頭を押さえ、しゃがみこんだ… 「手加減して殴れ!!いつも手加減せず…力一杯殴りやがって!!」 「手加減したら、痛くないでしょう!これだから…」 その光景を見て、先輩の妹は笑うのを抑えるように口に手を当てていた
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加