7.出会いし日常

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俺は、母さんたちに、居間の机で先輩の妹と面と向き合って話せる位置に座らせられ、 俺の隣には、親父が、先輩の妹の隣には母が座っている 「改めて、紹介するわね 雅春、彼女は鷲見 冥乃(スミ メイノ) 今日から家の子になりました!!」 「わ~い、どんどん、パフパフ!!」 親父が傍で嬉しそうにハシャグ… 「はぁ?」 あまりの出来事に、今日何度目だろうか…思考が停止し… 「つまり!!鷲見改め!!月影 冥乃(ツキカゲ メイノ)になりました!!」 「よっ、よろしくお願いします」 先輩の妹さんが俺に頭を下げる… 「いや~父さん頑張ったんだよ~ 鷲見の叔父さんから、冥乃ちゃん(の親権)を奪い取るの~」 「ええ、しかも、ゲームセンターであの新作をクリアー出来たら、考えてやるって言っておきながら、約束を破ろうとしたのよね~」 母さんが、ゲームセンターの時の事を、うっとりしながら思い出している…って! ! ゲーム!?ゲームで人の人生を賭けたのかよ!! なんて叔父だというか、それで本当にゲームをやって勝って、追求したのかよ!? 普通それを本気でやると思わないで、逃げるだろう!! 「あの…月影くん…あの…あまりおじさんたちを攻めないで…」 あんなはっちゃけた、両親を庇おうとする先輩の妹さん… なんて優しい子だと、思っていたら…あの親父!! 「ああ~おじさんじゃなく、お父さんでお願い」 と涙目でいつの間にか… 妹さんの両手を掴みながら言うし!! 「それに、月影くんじゃなくって、もう君も月影家の一人なのよ~ そんな他人行儀だと、お母さん泣いちゃうよ~」 更にその手を母さんが掴みながら涙目でそう言う… 俺はため息をついた。
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