10.先輩のノート

2/5
前へ
/266ページ
次へ
懐かしい思い出を思い出した所で、俺は先輩のノートを開いた。 それは…俺がこの町に引っ越してくる一年以上前の事が書かれていた… 俺が知らない先輩の事… そして… 先輩が好きだと思う人の事だった。 そのノートの主な登場人物は、先輩と先輩の幼馴染、 霧摩司とその後輩、尾田史一… その二人は、俺の知らない名前だった… ある程度の先輩の知人に俺は紹介されているが… まったく聞き覚えのない名前だ。 俺は、ドキドキしながら、ノートを読んだ… だが… 二、三ページもしない内に…俺の手は震えていた… 先輩は幼馴染の霧摩と言う人物に好意を寄せていた… そして…先輩の日記についに告白する事を決めたと書かれていた… だけど…其処で日記の日付に空白が出来ていた… それが…一週間続いて…ふられたのか? そう思ったとき…日記が再開された。 それは紅い石の話だった… 此処から日記ではなく… 前に先輩が話してくれた都市伝説だった…
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加