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一階に降りると…
台所では…その日の内に準備したとは思えないほどのご馳走が準備されていた。
「雅春、遅~い、腕によりをかけて作ったんだから!!冷めない内に席に着いて!!」
親父がそう言いながら、俺に早く席に付くように指示する…
「そうよ、雅春!!雅継さんが頑張って作ってくれたんだから!!
冥乃ちゃんも、そんな端っこじゃなくって、お母さんの隣に座って!!」
俺の家では、お祝いの時は、和室の居間に料理を持って来て食事をする。
いつもは、ダイニングで食事をするから、椅子に座るが…
今回は座布団で…本来6人で座るような大きな机で…食事をする。
「雅春くん…コップを…」
俺はそう言われ、その声の方向を見ると、冥乃ちゃんがオレンヂジュースの瓶を持ちながら、俺にコップを出すように見ていた
「あっ…ありがとう」
俺のコップにオレンヂジュースが注がれる
その瞬間、親父が立ち上がり…
「じゃあ~皆に飲み物が行き渡った所で…冥乃ちゃん!!
我が家にようこそ!!これからよろしく!!」
その合図と共に、母さんがクラッカーを鳴らした!!
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