11.歓迎

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「さあ、冥乃ちゃん!!僕が作ったケーキだよ~」 ある程度料理を食べた所で、親父が台所からケーキを持ってきた。 ケーキにはチョコでようこそ!!新しい娘 と書かれていて、それを見た冥乃ちゃんは顔を紅くして… 「まだ…私…」 と冥乃ちゃんが何かを言いかけたが… 母さんがそれを止め… 「例え、娘じゃなくても… もう貴方は、私たちの家族なんだから!!」 と笑いながら母さんが言うと… 冥乃ちゃんは顔をうつむかせ… 「…ありがとう…ござい…ます…」 と涙を流しながら…可弱い声で…そう呟いた…。 「じゃあ、ケーキを切るよ」 俺は母さんからナイフを貰うとケーキを切り出した 「ごめんね…雅春…春夏が何かを切ろうとすると…変になるからね~」 俺はケーキを均等に4等分して… 更に其れを半分にした。 「一人二つで、一個はいま食べてもいいけど… 明日に回しても良い… 特に母さん!! 体重を気にするなら、明日にしなさい」 「えー、雅春なに、それ!! まるで私が…太っているって…言いたいの!!」 母さんが俺にフォークを向けながら怒る…
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