11.歓迎

4/4
前へ
/266ページ
次へ
「母さん!!怖いからフォークを向けるな!!」 と母さんをなだめようとするが… 「いえ、これは、雅春さんの方が悪いです!! 女性の体重の事をとやかく言うなんて!!」 と思わぬ冥乃ちゃんの追加攻撃!? 「それに…その言い方は… 私に太っても良いと言う事ですか!!」 「そうよね~私ばかりに言うなんて!! 愛が足りないわ!!」 俺はすごむ二人に… 恐れをなして逃げようとしたが… いつの間にか背後に親父が居て… 「雅春…失敗に逃げちゃ駄目だよ、失敗はちゃんと償わないと身につかないから… ごめんね、逃がせないよ」 そう言いながら俺が逃げないように牽制してきた! 「そう言いながら… ここで怒りを発散させないと、 母さんの機嫌が治まらないからだろう?」 俺は顔を引き攣らせながら親父にそう言うと… 親父は…清清しいまでの笑顔で… 「当たり前じゃないか!怒りに染まった春夏は…恐ろしいんだから!!」 と言い切ったが…俺は…笑った…計画道理だ!! 「貴方もそんなに怒られたかったのね~良いわよ… 懲らしめて…あ・げ・る!!」 「ええ!!なんで!!」 と慌てる親父に…俺はこう言った… 「失敗は、ちゃんと罰を受けて償おうぜ!!」 そして、俺達は…母さんと冥乃ちゃんから攻められた… まあ、こんな歓迎の仕方も家では、アリだろう… 俺はそう思った
/266ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加