13.先輩との思い出2

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いままで俺の傍に居ないタイプの人間だった…。 それまで… 俺の傍にいた人間は… 弱い者を倒し、強い者に媚びへつらう… そんな人間しかいなくて… 俺はそんな世界で… 一番強いと…そう信じて… こんな怪我をしてしまった…。 それに… 自己紹介なんて…もう随分前にしたくらいにしか記憶は無かった… 「なあ~俺の事なんて言うんだ? なぁ~急に呼ばれても、わからないかもしれないからさ~ 呼んでみてくれよ~」 俺の首に腕を回し… 締め付けるように力を込めて…くる!! ああ、本当にこんな馴れ馴れしく凶暴なタイプは初めてだ… 「とりあえずさ~お前は一年だから… 俺の事を敬意を込めて先輩って呼ぶ事が良いと思うんだよ~」 なんだよ!!それ!!好きに呼んで良いとか言って、自分で指示してるし!! 「それが良い!! そうしよう~ 月影は俺の事を先輩と呼べ!! それ以外は認めないからな!!」 しかも決定事項か…俺は…うな垂れた… 「おお~首を振ってYESの意味か~可愛い後輩だな~」 もうどうにでもしてくれと… そんな風に思った…
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