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いままで俺の傍に居ないタイプの人間だった…。
それまで…
俺の傍にいた人間は…
弱い者を倒し、強い者に媚びへつらう…
そんな人間しかいなくて…
俺はそんな世界で…
一番強いと…そう信じて…
こんな怪我をしてしまった…。
それに…
自己紹介なんて…もう随分前にしたくらいにしか記憶は無かった…
「なあ~俺の事なんて言うんだ?
なぁ~急に呼ばれても、わからないかもしれないからさ~
呼んでみてくれよ~」
俺の首に腕を回し…
締め付けるように力を込めて…くる!!
ああ、本当にこんな馴れ馴れしく凶暴なタイプは初めてだ…
「とりあえずさ~お前は一年だから…
俺の事を敬意を込めて先輩って呼ぶ事が良いと思うんだよ~」
なんだよ!!それ!!好きに呼んで良いとか言って、自分で指示してるし!!
「それが良い!!
そうしよう~
月影は俺の事を先輩と呼べ!!
それ以外は認めないからな!!」
しかも決定事項か…俺は…うな垂れた…
「おお~首を振ってYESの意味か~可愛い後輩だな~」
もうどうにでもしてくれと…
そんな風に思った…
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