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「満足満足」
いつもの激安スーパーで手に入れた戦利品をホクホク顔で思い浮かべながら家へと急ぐ
端から見たら、かなりの気持ち悪さだろう
だが、今の俺は気にしない
既に空は綺麗な夕焼け空
そう言えば、あの少女はちゃんと家に帰っただろうか
「いやいや、帰ってる帰ってる。というか俺が気にする理由なんて１つも無いしな………」
しかし、変に気になってしまう
こうなってしまえば確認しないとモヤモヤし過ぎて寝れないだろう
思わず盛大な溜め息をついて公園に足を向ける
きっと居ないだろうが気分良く寝る為だ
……もしかしたら俺は無意識にあの子を妹と重ねていたのかもしれない
似ても似つかない、あの少女に
「…………」
結論だけ言えば少女は公園に居た
それも１人で
きっと他のちびっ子達は家に帰ったのだろう
少女は１人ブランコに座りながら夕焼け空を眺めていた
途方に暮れた迷子みたいだと思ってしまった
そう思ってしまった瞬間
もう駄目だった
俺は、いつの間にか少女の目の前に立っていた
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