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拓麻「枢ー珍しいお客さんだよー…っと優姫ちゃんと錐生くんもきてたの?」
純(錐生………どこかで聞いた名……)
一条先輩につづき寮に入ると、談話室のような広間があった。
枢「あぁ、一条…と純、久しぶりだね」
純「枢さま、お久しぶりです」
そこには枢さまと、普通科生の制服を着た丸い瞳が印象の小柄な少女と、いかにも無愛想な感じの普通科生の制服を着た銀髪の少年が部屋の真ん中辺りにあるソファーに腰掛けていた。
?「あ、一条先輩こんにちわ」
少女は笑顔で答えた。
?「…………」
でも少年は、一条先輩の挨拶に答えるそぶりは見せなかった。
純(態度悪い……)
そんなことを思い表情を引き攣らせていると、小柄な少女と目があった。
?「あれ?一条先輩…普通科生の制服着てますけど…そっちの人は?」
拓麻「あぁ、そういえば優姫ちゃんたちと会うのは初めてなのかな??」
純「白蕗純です。明後日からこちらに編入いたしますの…よろしくお願いいたします」
優姫「わあー!そんなに改まらないで!!私は黒主優姫。今年高等部に上がったところなの。よろしくね♪」
一方、銀髪の少年はというと…
ほら!、と黒主さんに横腹を肘で突かれて顔を歪ませている。
零「ハァ……錐生零だ…よろしく」
純(!!!!)
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