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俺はつくづく運のない奴だな―
医者が俺の余命を告げた時そう思うことしか出来なかった
泣き崩れる母さんの肩を抱く父さん
つい昨日まで幸せだったのに―
幸せなんていつまでも続かない―
『―…助かる見込みはないのですか…?』
今まで黙って母さんの肩を抱いていた父さんが医者にそう聞いた
『手術をすれば…
もしかしたら…』
『本当ですかっ!?』
医者の言葉に母さんがすがるように医者を見た
、
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