裁決

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「別にいいじゃないか~」 歌いながら、花に水を上げていた魔王こと『サタン』が言った。 しかし、翼は無いけれどその顔は、ミカエルと瓜二つだった。 それにも、と『ある』理由があるため…… 「この花も大きくなったでしょう。」 そのサタンの言葉にイリスの中の何かが切れ、 一瞬、花に手を翳した瞬間、花は炎に包まれた。 「あぁ!花が!」     「……御約束…ですね…」 後ろから見ていたリアラが、ポツリと言った。
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