審決

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それは、遥かなる天空の向こう。 蒼空の上にあり、蒼空の下にある…… 地に住む人間は、そこを『天国』と呼ぶ場所。 そこは、神が住み、死した魂が行き着く場所。 何より美しく、何より清い、光の世界。 純白の翼を持つ『天使』が忙しなく神の都を飛び回り、その都で翼を持たない下級の人間の魂が暮らしている。
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