#01 SMOKING BLUES

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夕娜 「やっぱり"口止め料"だけだった? 結果的に自殺は止まったのだから、良かったのかもしれないよ。」 相変わらず、夕娜は女ながらに美味しそうに喉を鳴らして缶ビールを流し込む。 灰人 「まぁ~な、ものは考えようなんだけどね。 今回は割と多めに入金されていたからね。 申告の必要もないから好きに使えるし。」 夕娜 「車でも買ったら? 私のために…… あれって公用車なんでしょ?」 灰人 「まぁね、車に興味はないから。 俺は今の生活で満足してるよ、夕娜がいる分 仕事は楽ができてるからさ。」 夕娜 「それなら今日は、朝まで付き合いなさいよ。」 ……生活時間逆転族は、今からが活発化する頃合いだ。 また、朝までゲーム大会か…… 灰人の部屋は、夕娜が買い込んだゲーム機やらパソコンやらで、ゴタゴタしていた。 ……あぁ、いつかは整理してもらおう。
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