運命

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俺の目に映ったのは一人の武士だった。 その容姿は中性的な顔立ちで男女どちらからみても美しくと思えるほどである…奏蛇も女のように妖艶だが…この武士らしき者はそれに以上に俺は感じた。 …ーパシャリー…パシャリー… 水をすくっては手から零す。 子供のように水で遊んでいる様子を見ているうちに集中が途切れていたのか肩の力を抜いていた。 …パキッ… 羅『ッ!?』 知らず知らず足にあった小枝を踏んでしまった。
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