運命

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朔「誰にだ!?」 朔真は俺が微かにまばたきをしている間にのしかかって来た。 羅『朔真には関係ないだろ…てか重い』 俺はもがくように朔真から離れようとしたが腕を掴まれた。 朔「関係ある!俺はお前を…ッお前の兄貴分だからな!」 羅『ふーん…なら言うが滝で出会った初対面に言われただけだ…』 俺は朔真の腕を振り払い立ち上がった。 羅『やっぱり奏蛇の言うとおりだ…朔真のように感情を持って人に接するのはいつか命とりになるかもしれない…忍なんて"道具"でしかないんだからな…』 俺は自室を出てどこに行く訳でもなくただ里を歩いた。 羅『……道具か…』 空を見上げれば数多な数の星と…十六夜の月があるだけだった。
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