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「エクセルセット!!
紅{フレア}」
少女はそう叫び、弓の窪みに紅い珠を填めた
すると弓は形状を変えて紅く染まった。
「くっ……エクセルセット!!
蒼{アクア}」
対する少年は短剣の柄の部分の窪みに蒼い珠を填めた。
すると短剣も形状を変えて蒼く染まった。
「短剣と弓の射程の違いがどれだけ勝負に影響するか……教えてあげるわ」
少女は余裕そうな顔で少年に言った
「へっ……そんなに喋ってると…
舌かむぜっ!?」
少年は対抗するかのように言うと同時に姿勢を低くして走り出した。
その姿を見て、少女は一度溜め息をついて弓に手をかざした。
すると少女の手の前に紅く光る矢が現れた。
「ふふ、言うようになったわね……あなたこそ…気を付けなさい!」
言い終わると同時に矢は少年に向かって一直線に飛んだ。
放たれた矢は空中に炎の軌跡を残しながら進んでいった。
「こんな攻撃…っ!!」
少年は走りながら剣を構え、矢に向かって飛び込みながら思い切り剣を降った。
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