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姉者「これが全部ウィルスだとしたら…どうするの?」
妹者「かたづけないといけないのじゃ!」
弟者「だが触れないしな…またパソコンに取り込んで、パソコンごと封印するか?」
つー「それしかないだろう。」
兄者「ならばダンボールとガムテープを出さなければ…。」
弟者「って兄者、ゴミ出しじゃないんだぞ!」
つー「…だが、確かに封印する手段が問題になるな。」
父者「いったいどうすればいい?」
母者「そうだね…ここは私に任せな。」
つー「母上?」
母者が前に出た。
母者「……破ァ!」
すると母者は『破ァ!』という掛け声と共に白い光弾を放ちウィルスに当て、ウィルスを粉みじんにした後にかき消した。
寺生まれってスゴイ。改めてそう思った。
つー「は、は、母上は今なにをしたんだ!?」
兄者「母者はTさんと知り合いだからな。」
つー「誰だTさんって!?」
弟者「寺生まれの人だ。」
母者「またつまらぬ物を消してしまった…。」
妹者「流石なのじゃ母者!」
母者「当然だよ。」
つー「(なんなんだこの家族は…。)」
…まあとにかく、これでウィルス問題も片が付いたということだ。
兄者「じゃあ、そろそろ家に入るとするか。」
弟者「久しぶりの我が家だな。」
兄者と弟者はドアを開けようとした…。
母者「待ちな!」
兄者「は、母者?」
弟者「何だ突然?」
母者「あんたたち、城下街で復興作業やってるのを知っているかい?」
弟者「え、ああ知ってるが?」
兄者「帰りに見てきたからな。」
母者「なら話が早い。その作業手伝ってきな!」
兄者、弟者「えええ!?」
母者「えええじゃない! 私たちに心配かけた罰だよ!」
兄者「いや、しかし…。」
母者「問答無用! さっさと行ってきな!」
弟者「…諦めよう兄者。今の母者に何を言っても無駄だ。」
兄者「そうだな…仕方ない。」
つー「二人とも、私も手伝うから…気を落とすな。」
兄者と弟者とつーは城下街に歩いて行った。
…最後にギコたちの様子を見てみるか!
必殺、場面転換の術!
パッ☆
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