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パッ☆
しぃ「ふう、やっと着いたね。」
ギコ「済まないな、疲れてるのに無理に連れてきてしまって。」
しぃ「ううん、大丈夫。」
お、いたいた。
復興作業も手伝わないで何やってんだ?
ギコ「じゃあ、入るかゴルァ。」
しぃ「うん。」
二人は洞窟に入って行った。
ギコ「とと、このへんから坂が急になってるなゴルァ。」
しぃ「確かこのへんで岩が転がってきたんだよね?」
ギコ「そういえばそうだったなゴルァ。」
弟者たちにケガさせてしまったやつだな。
しぃ「あの時は、本当に死んじゃうかと思った。」
ギコ「俺もあの時は心臓止まりそうだったぞゴルァ。」
しぃ「…ギコ君、本当にありがとね。」
ギコ「いや、無事で何よりだゴルァ。」
ギコとしぃは坂を下りきり、先に進んだ。
しぃ「あ、ここは!」
ギコ「ネズミに襲われたところだなゴルァ。」
あの作者を犠牲にして生き延びたところだな。
作者「呼んだ?」
お呼びじゃねえ!
ギコ「あの肉焼きセット、まだ残ってたんだなゴルァ。」
しぃ「あれには本当にびっくりしたね。」
ギコ「ああ…もう出てこないよなゴルァ?」
しぃ「…うん、大丈夫だと思う。」
二人は周りを警戒した。
ギコ「…大丈夫みたいだなゴルァ。」
しぃ「うん…じゃあ早く行こう。」
ギコとしぃは先に進む。
ギコ「確か、もう少しだよなゴルァ?」
しぃ「うん、さっき落盤したところを通ったから…。」
二人はかなり奥まで進んで行く…もうすぐ最深部に着いちまうぞ?
ギコ「…お、ついたぞゴルァ!」
台座があって開けた場所…間違いなくシーンと戦った場所だな。
ギコ「あの戦いは鮮明に覚えてる…俺と弟者の攻撃を楽々とさばいてたなゴルァ。」
しぃ「きっと、生前も凄い剣豪だったんだよ!」
ギコ「俺も精進しないといけないなゴルァ。」
さて、ギコたちはここまで何をしに来たんだろうな?
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