本当のエピローグ

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数分後には夕飯の準備ができ、全員が席に着いた。 母者「二人とも、分かってると思うけど残すんじゃないよ。」 兄者「分かってるぞ、母者。」 弟者「残す気なんて、さらさらないからな。」 姉者「お腹空いたし、早く食べちゃわない?」 父者「そうだな。妹者、音頭を頼めるか?」 妹者「まかせるのじゃ! せーの!」 妹者「いただきますなのじゃ!」 一同「いただきます!!」 ギコ「…ん、美味いぞゴルァ!」 しぃ「本当だ、おいしい!」 母者「そう言ってくれると、作った甲斐があったってもんだよ。」 兄者「弟者…なんだか凄く懐かしい味がするな。」 弟者「数日食べなかったくらいで大袈裟な…とは言えんな。俺も同じ気持ちだ兄者。」 父者「わしも、こうやって揃って食べるのが久しぶりに感じるよ。」 姉者「もう勝手にどこかに行かないようにね。」 つー「………。」 妹者「どうしたのじゃ、つーの姉者?」 つー「…いや、とても懐かしいと思ってな。」 妹者「つーの姉者も母者のごはんをたべたことがあるのじゃ!?」 つー「いやそうじゃなくて、こうやって家族で食卓を囲う事がだ。」 妹者「つーの姉者はみんなでごはんをたべなかったのじゃ?」 つー「んー…私が小さいころにできなくなってしまってな。」 妹者「みんなでごはんをたべるのは、たのしいのじゃ!」 つー「ああ、そうだな。とても…楽しいな!」 つーは小さいころの事を思いだしながら言った。 母者「おかわりもたくさんあるから、遠慮なく言いな。」 弟者「おかわり!」 兄者「おかわり!」 ギコ「おかわりだゴルァ!」 父者「おかわり!」 姉者「おかわり!」 つー「おかわり!」 しぃ「おかわり!」 妹者「おかわりなのじゃ!」 母者「よし、そこに一列に列びな!」 一同「イエッサー!」 妹者「なのじゃ!」
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