第一話

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僕は今高校3年生。 ちなみに僕の学年は、1クラス二十人位と少ない つまり、徴兵せずに学校に通っている僕はまだ恵まれてる方だよ。 勉強は大嫌いだけど。 学校の至る所で、いかに一昔前が裕福で、活気があって平和だったかがわかる 教室に設置されたエアコンは、こんなに暑いのに使われる事はない。 校舎も生徒の数と割に合わないほど大きい。 今じゃ殆どの教室が使われずに開かずの間と化している 平和な時代の面影を残した街並みは、今では閑散とした殺風景な景色だけを残している。 今では進んだ技術やテクノロジーは、人を殺す算段でばかり活躍している。 心「…?」 見慣れた教室に入ってすぐに、僕はいつもの教室とは違う異変に気付いた。 教室の後ろの方に出来た大きな人だかり 笑い声と、時々罵声に近いような叫び声。 楽しげだけど、あんまりその輪に入りたくはならないような… そんなクラスのみんなの様子 僕はただ何気なく近づいて、群がるクラスメートの一人に声をかけた 心「何かあったの?」 「おお心!見ろよ!!これが留学生って奴だ!!」 心「留学生って…」 「そう、奴隷だよ奴隷」 、
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