第一話

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『あの…静かにしてもらえませんか?ここは病室ですよ…』 鈴の音を転がすような綺麗な声だ 僕とタクは顔を見合わせた 僕の病室の前に点滴をつけた女性が立っていた 僕は思わず… 『あ…すんません…』 と謝ってしまった (誰ね、あのべっぴんさんは?) タクが聞き返す (僕が知るかッ。たぶん、ただの入院患者だろう…) (でも、ずいぶん。やつれちょる。顔色もよくなかったしな(-_-) (って…よく見てるな、お前…( ̄□ ̄;)!!) 『あの…ぜっ~んぶ。聞こえてますから』 『はい、すいません。m(__)m』
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