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『あの…静かにしてもらえませんか?ここは病室ですよ…』
鈴の音を転がすような綺麗な声だ
僕とタクは顔を見合わせた
僕の病室の前に点滴をつけた女性が立っていた
僕は思わず…
『あ…すんません…』
と謝ってしまった
(誰ね、あのべっぴんさんは?)
タクが聞き返す
(僕が知るかッ。たぶん、ただの入院患者だろう…)
(でも、ずいぶん。やつれちょる。顔色もよくなかったしな(-_-)
(って…よく見てるな、お前…( ̄□ ̄;)!!)
『あの…ぜっ~んぶ。聞こえてますから』
『はい、すいません。m(__)m』
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