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「俺本気だったんだけど??」
「本気に見えないんだけど??」
今のが告白とかね…
すごいチャライんですけど。
「どうしたら、振り向いてもらえますか??」
真剣な表情。
こゆう時だけ、敬語なんてずるい。
答えに迷っていると
「あれ、2人ともなにしてんの??」
彼氏と一緒の七夕。
グッドタイミング
「先輩彼氏いたんですね。」
「もしかして、私に惚れてた??」
いたずらっぽく言う。
「部恋禁止ですよ。」
クスクス笑う手越。
最悪……
猫かぶり目が!!
さっきまで、破ってみる???
とか言ってたのによー
「ひより顔色悪いよ??どうかした??」
「顔色悪くないって。」
多分悪いのは怒りのせいだ。
絶対嘗められてるよ
「無理すんなよ。ひより」
真剣な顔で私の名前呼ぶなって!!!
「無理してないから。馬鹿。」
「本当に付き合ってないの??」
七夕まで言う。
全部こいつのせいだ…
「私の好みと全然違う。」
「まぁ、たしかにね。でも好みなんて変わるんじゃない??」
みんなそろって余計なことを…
「もう、いいよ。付き合ってないもん。」
ほとんど逆ギレ状態。
「ひより。好みどんな人??」
「手越君に教えないよ。」
私の好みはまず、年上。
年下の君に惚れるわけなんて
ないんだから!!!
「えっとね、年上で頭良くて誰よりも優しくて…まぁ手越君の正反対かな…」
「俺、頭悪そうに見えるんですね…。次のテストで学年1位とりますよ。」
……
2人の方がお似合いじゃん。
七夕の彼氏は
なにも言わないことに気がつく。嫉妬深くないんだ…
「じゃぁ私たちはこれで。手越、さぼるなよ」
「さぼりませんって!!!」
七夕たちは、
また、2人の世界に
入っていった。
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