15人が本棚に入れています
本棚に追加
ようやく皆も事態に気づいたようで、職員室に先生を呼びにいったりだとか、離れた場所で先輩達に状況を説明したりだとかしてくれた。
監督は何故か来ず、サッカー部の顧問の先生が駆けつけてきた。
ある一人の先輩も「○□×~!(先輩は俺の名字の呼び方を逆さにして呼ぶ)」と来てくれた。
そのある先輩だけは、個人的に好きだったので嬉しかった。
そして、女子ソフト部の顧問も何かを察したのか、俺らの集団に近づいてきた。
俺の瞳孔を見るや否や、2人の先生と先輩、そして同級生部員はシリアスな表情になり、俺もうっすら涙が出てきた。
すると不意に、まーくん(同級生部ry)が「メジャーでさ、おとさん死んだよな…。」と呟いた。
すると、カトンボ(同ry)がそれに乗っかり、「え、じゃあ、でにゅち死ぬんじゃねー!?」とか言い出した。
周囲も少しどよめいた。
俺は「笑えないんだよ糞が」と心で呟いた。
すると、俺の後頭部に添えていた先生の手ががピクッっとなった。
最初のコメントを投稿しよう!