冒険の幕開け

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 金が無いため、何か買うわけでも無くぶらついた。  御鏡の村には無い高い建物や、流行りの歌や服、雑貨などを見て回っていた時だった。  そうすると、路地裏からバタンと音がした。  御鏡は不思議に思い、路地裏に入って行った。  いや、〝入っていってしまった〟。  …後に御鏡は思う。  この時、路地裏に入った時点で自分の運命が決まったんだと…。
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