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三上は更に激しく前後に振った。
我慢出来なくなった俺は三上の顔面を殴った。
「苦しいんだよ馬鹿三上!」
「わ‥わりぃ…」
「あ、買い物付き合うよ」
俺は三上をほったらかして日菜と買い物をしに学校を出た。
「尚昌君は何が好き?」
近くの商店街を歩いていると日菜が聞いてきた。
「ん?俺は何でもいけるけど、熱いのは無理。俺猫舌なんだ」
「何か可愛いね。尚昌君かっこいいから熱いのとか平気かと思ってた」
「本当駄目なんだよ…情けないくらい」
「あ、かっこいいは否定しないんだ。じゃ今日はそばにしようか?何か知代もそば食べたいって言ってたし」
知代?ああ、あの帰れか…
そういや朝いなかったな。
「知代って朝早いの?」
日菜は横に首を振った。
「逆、知代は朝に弱いの。三日に一回遅刻になる程ね」
三日に一回…
マズくないか?
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