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ドアを開けて入ってきたのは予想通り玄関のドアを開けた女性だった。
「さっきは兄と妹がすいません…」
「いえ…一ノ瀬さんは長女ですか？」
「はい。あと私のことは日菜でいいですよ？敬語も止めてください」
「わかり…わかった。じゃ日菜さ‥日菜も敬語はやめてよ」
「あ～、うん」
その後数分間長男の和斗さん、次女の凪、三女の知代のことを話した。
同年代ということもあり日菜とはすぐ仲良くなった。
それを気に入らないと思っているのが長男、和斗さんらしい。
「兄は私達を心配してるの。両親に私達の事を任されたから」
「そういえば両親は？挨拶しないと」
「父さんと母さんはフランスに旅行…私達をほったらかしにして」
「家と一緒だ。俺の両親も一週間前にフランスに旅行に行ったんだ」
何て事だ。あの馬鹿二人、一ノ瀬さんに頼んどいておきながら日菜の両親を旅行に誘いやがったな！
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