第六章・―逃げる想い、掴む想い―

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 ガラス張りの店内はジュエリーショップというよりも、女の子向けの雑貨屋さんといった感じで、そういう流行にうとい俺達でも、一目で流行っているところだという事が認識できた。    そんな俺達をしりめにすたすた歩いて店に入って沙織さんの後に、あわててついていく。   「いらっしゃいませー」    それから俺達三人は何時間も、ああでもないこうでもないとじっくり指輪をぎんみして、ようやく一つにしぼったのだけれど……。
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