3人が本棚に入れています
本棚に追加
この笑顔にいつも助けられてたんだ。
俺みたいな半端者にも優しくしてくれて嬉しかったよ。
怒らしたら大変だったけど‥。
「立ち話もなんですから飯でも食べに行きませんか?俺に奢らせてください!」
俺が言うと
「透が奢ってくれるの?泣き虫透も大人になったね。せっかくだから遠慮なくご馳走になるよ。」
そう言って上着を羽織ると
「ガッツリ食べるから覚悟しなよ。」
ベッドロックをかけてきた沙羅さんからタクティクスの香りがする。
懐かしい記憶が思い出された。
「今日はガッツリ食べて飲みましょう!」
そうして二人で行きつけの居酒屋に向かった。
「なんか懐かしいな。よく透と夜の街を歩いたよね。女の夜歩きはあぶないとか言ってさ。頼りないナイトだったなぁ。」
クスクス笑う沙羅さんに
「あの時は頼りなかったけど今はマシになりましたから。」
俺は頭をかきながらながら答えた。
「何かあったら守ってよ。ナイトくん!」
微笑みながら俺を見つめる沙羅さんはネオンに照らされてとても綺麗だ。
思わず見とれていると
「もしかして私に惚れた?透って年上が好きなのかぁ。」
俺は慌てて
「年とか関係ないですから!」
と否定したが顔は赤くなってる。
最初のコメントを投稿しよう!