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楽屋を見渡せば
隅の方にうずくまる茶髪
もとがデカいから全然バレバレだべ
俺と葵さんの怒鳴り声に一瞬,ビクりと震える肩
ゆっくりと振り返る
やっぱり腕の中には
俺のベースと葵さんのギター
葵「ちょ!馬鹿家鴨!!」
麗「馬か鹿か家鴨のどれかにしてよ。アニマル総出演だよ」←
玲「意味分かんねぇよ。」
葵「俺,さっきチューニングしたばっかりなんや!!ペグ触んなや!」
麗「じゃあ,葵ちゃんを触るよ」
流「じゃあ,俺は玲汰を」
玲「どっから沸いて出た!!!」
葵「小さいから見えへん」
流「うがぁ!!!!!」
……って
玲「うぉい!!!麗!!テメェ,ベースの触り方がキモイ!!」
女の腰でも触るような
エロい手つき
まあ,顔つきは整ってるから女がみたら
「きゃー」
だわな
ありえねえぐらい真顔だが←
………じゃねえよ!!!
俺の相棒の危機だよ!!
麗「葵ちゃんだと思って触ってるの」
玲「だったら葵さんのギターでしろよ」
葵「…お前,今,俺を売ったな」
麗「だってギターは俺らの商売道具じゃん」
玲「ベースだって俺の商売道具だ!!!」
……こいつを相手にするなんて
葵さんはすげえな←
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