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それから
私は慶太に家まで送ってもらった
「ありがと」
家が近くなり、
私は立ち止まる。
「あと少しだから」
大丈夫。そう続け私は慶太を見る。
「そっか。じゃあな」
「うん」
慶太は手を振り
私に背を向け歩きだした。
その背中が大きくて
私は何か声をかけたくなった。
「け....慶太!!!」
慶太は立ち止まり
振り返る。
「どした???」
「あ....えっと...」
私は用がないのに慶太を呼び止めた事を後悔する。
「...今日、メールしていい??」
すると慶太はふっと笑い、
私に言った。
「余裕で大丈夫」
「わ...かった」
「じゃあな」
「うん」
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