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慶太がいなくなった夜の道を
私は今までの事を確かめるように
家に帰った。
「ただいま」
「おかえり」
お母さんがエプロンをかけ
玄関までやってくる。
「野球部がいいところまで勝ち進んでるんでしょ!?」
お母さんは興奮した様子で私に聞く。
「そうだよ」
「凄いわねー」
「うん」
私はお母さんの横を通る。
「先風呂入るから、ご飯食べてていいよ」
私はそう言うと
自分の部屋に入った。
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