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ピッチャーは
もちろん竜。
しきりに汗を拭う。
今日は朝から暑い。
かなり投げ辛そうだ。
「今2アウトかー」
私がそう呟くと
ももが笑って言った。
「竜なら絶対押さえられるよ」
私とももは竜を見る。
マウンドにいる竜は
足を上げた。
腕を振り上げ
おもいっきり投げた。
「カキーン!!!!」
相手のバッターが
バットを振る。
ボールが打ち返され
ショートにボールが向かう。
「慶太..!!!」
私は思わず叫んだ。
慶太は
難なくボールをすくい上げ
ファーストに送球した。
ファーストがボールを受け取ったと同時に
ランナーがファーストベースを踏む。
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