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グラウンドにいる慶太は 一度周りをキョロキョロして ベランダに出ている私に気付いた 「あ、気付いた」 ももが私を見る。 「手、振らないの??」 「....」 私が戸惑って俯いていると ももがぴしゃりと言う。 「たった5秒手を振るだけだよ??別に慶太に抱きつけって言ってるわけじゃないんだし」 「そ...うだよね」 .
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