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「亜季っおはよ~!」
「あ、泉~おはよう!」
泉は中学からずっと一緒の大親友だ。
ショートカットが良く似合う明るくって活発な女の子。
「なに?また大地くん宿題忘れたの?」
「そうなんだよ~!もう毎日でしょ?」
「だって俺、勉強なんか大っ嫌いだもん」
悪びれる様子もなく、大地は英輔のノートを必死に書き写していた。
「ほんと大地はスポーツ馬鹿だからな!」
「そういう英輔はスポーツ全然ダメだもんな~」
「お前、そんな口きくならノート返せ」
「おっ、ただの冗談じゃんじゃんか!見せろって」
「じゃぁ早く写せよ!あと5分でチャイムなるぞ」
「ヤベっ」
「ほ~んと仲いいよね~!
こんなイケメン2人と幼馴染みなんて、亜季が羨ましいよ」
いつも泉は羨ましいって言うけど、
私はそんな風に思ったことは一度もなかった。
でもそれは、近くにいすぎて分からなかっただけなのかもしれない。
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