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「え~?大地ったら、また宿題忘れちゃったの~?」
「シーっ!亜季、声でかいっつの!」
今日も学校に着いて一番に話かけてきたのは、私の幼馴染みの大地だった。
スポーツ抜群で、カッコいいから学校でもカナリ人気が高い。
なのに、勉強は全っ然できなくて毎日宿題をやってこない。
「頼むよ亜季ぃ!一生のお願いだからさ~宿題見せてっ!」
一生のお願い…。
大地の口からこの言葉を聞いたのは何回目だろう。
「ほれっ!こいつの宿題なんか見たら、間違いだらけだぞ」
横から無愛想にノートを突き出して来たのは、もう一人の幼馴染み英輔だ。
英輔は学校一頭が良くて先生からも頼りにされている。
私たち3人は生まれた時から幼馴染みだった。そんな関係がずっと続くんだって思ってたのに―――
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