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助けられなかった自分が本当に情けない。
もしもあの時山崎さんが来なかったらどうなっていたのか
俺は考えるのを止め一心不乱に竹刀を降り続けた。
「雑念が入っていますね」
ふと聞きなれた声がした方に俺は振り向いた。
藤堂 「……沖田さん」
オレは竹刀を振るのを無意識にか、
止めた
相変わらず沖田さんはオレの雑念を指摘し、全て見透かされた感じがした。
藤堂 「…オレ…強くなりたいんです」
沖田 「……琴を守るためですか?」
藤堂 「……オレ…オレもっと強くなりたいんです」
そうだ
あいつを守れるぐらい。
二度とあんな顔させないために
沖田さんよりも… 強く 強くなってやる
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