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「ただいま」
隆がかえってきた。時間は11時すぎ、普通に仕事なら5時間は遅い
「お帰りなさい、今日も残業?」
「あ、あぁ」
その時確かに美穂には隆の頭の中が見えていた、そこには残業で疲れたという隆の気持ちがあった
「わかったわ。お疲れ様お風呂沸いてるから」
美穂は上機嫌で奥へと行った
次の日隆は女とあっていた。不倫相手だ
「ねぇ、大丈夫なの?こんなに毎日あって?」
「大丈夫さ、女房の信用はしっかりと得てるから」
(頭の中でも嘘をつける薬を売ってくれた婆さんの話を聞いてピンと来たのさ、頭の中が覗ける薬を買ったのは美穂だってね。)
隆は女の肩を掴み夜の町へと歩いていった
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