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―ハァハァ―
この雛見沢に引っ越してきたばかりの少年前原圭一は今、古手神社に続く急勾配の階段をかけ上っていた。
「くそっ、みんなどうしちまったんだよ!」
―一ヶ月前に転校してきた自分を暖かく迎えてくれた、レナ、魅音、梨花ちゃん、それに沙都子―
―それが、1週間前から明らかに見る目が変わっていた、気のせいかもしれないが、そうでないかもしれない、少年は頭が混乱して気がつけば階段をかけ上っていたー
そして、もう少しで神社にたどり着くときに小さな人影が現れる。
ーそれは、古手神社当主古手梨花だったー
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