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「梨花ちゃん・・・」
二人の間に沈黙が流れる。
「圭一・・・」
梨花がポケットから何かを取り出して、そのまま投げてよこす。
「ん、ビー玉?」
圭一がそれを、見つめていると梨花がこうつげる。
「圭一!、それをかざして変身するですの!!」
「へ、変身・・・?」
・・・しばし沈黙が流れた後、梨花が語りだす。
「それは、カムノムコトリといって古手神社に伝わる宝物でもあり、選ばれた者が手にすることができる戦士の証ですの、そして圭一にはその資格があるのですよ」
ビシィッ、と梨花が圭一に指を突きつける
「えと・・・、せんし?あかし?」
最初は戸惑っていた圭一ではあるが、本能で理解する。
―たとえ部活メンバーの罠であってもこれほど燃えるシチュエーションのらないわけにはいかないと!―
「うぉおぉっ!のったぜその話ぃ!」
そういいながらそれをかざすと、体が光に包まれる。
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