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第一・五話 お疲れ様会其の一
「はぁ~しかし魅音の奴えらい事考えたなぁ」
圭一が、エンジェルモート夏の新作パフェを食べながら呟く。
「うん、魅ぃちゃんが村興しで、ご当地ものの何かやろうと言い出したときは、レナもビックリだったよ~」
「で、その魅音は?姿がみえねぇぜ?」
「圭一、これなのです」
梨花が、どこからともなく電話を持ってくる。
「さんきゅ、梨花ちゃん、どれどれ・・・」
"あぁぁ~、圭ちゃんそこでなにしてんのよぉ~、私が次の準備で忙しい時に~、ばかぁ"
「お前が忙しいのは、言い出しっぺがお前だからだろうが、ここは俺がちゃんとやっとくから自分の仕事に専念しろよ、魅音」
満面の笑みを浮かべ親指をたてる圭一。
"圭ちゃんのばかぁ~今満面の笑み浮かべて親指たてたでしょ~馬に蹴られて死んじゃえ~、ばーかばーか"
そう言うとガチャン!と受話器を乱暴にきる音がする。
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