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「おい、望」
いきなり声をかけられ俺はびっくりした。っつうか俺のことを下の名前で呼ぶ奴は梓とこいつしかいねーんだけどな…。
「なんだ俊。用か?」
「いやそれがさ、俺が一応エースをやらせてもらえると聞いていたんだが…。さっきの自己紹介で俺自己紹介するスペースさえ与えさせてくれなかったぜ作者…。どうよこの扱い…」
「それはだな…お前の存在がおそらく後づけだからだな。気にするな」
というわけでこいつは赤川俊(あかがわ しゅん)。お気づきの方もいるかもしれないが、こいつは梓と双子だ。ちなみにこいつが兄貴。俺と肇といっしょに小学校時代は同じチームでプレーしていた。左投げのピッチャーだ。こいつの趣味はサッカー観戦。野球部ピッチャーの趣味としては甚だおかしいが、本人いわく「サッカーは熱い」意味がわからん。何かメンタル面的ななにかで通ずるものがあるのだろうか…。それとも単なる趣味なのか…。たぶん後者だ。
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